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DMW-GCK1 コンバージョンレンズセット

ワイド・フィッシュアイ・マクロの、3つのコンバージョンレンズのセット。
推奨レンズは3つとも共通で、panasonicのH-PS14042とH-H014の2本。
なお、私はH-H014(14mmF2.5)を持っているが、H-PS14042は持っていない。

3つのコンバージョンレンズは、3種共通のバヨネットマウントとなっており、これに添付されたマウントアダプタ2種のどちらかを取り付けて、主レンズのφ37またはφ46のフィルターネジに取り付ける事になる。
マウント及びアダプタは樹脂製。
脱着が頻繁に有りそうなアイテムなので、耐久性に若干の疑問を感じなくもない。
「この値段で2種の口径に対応だから、こんなもんかなぁ」というところか。
パナに「1000円上乗せで金属マウントになります」と言われたら、飛びつくだろう。

「マウントアダプタを主レンズ側に残して、コンバージョンレンズだけを取り外したいのに、マウントアダプタとの接続が固くて、マウントアダプタごと外れる。」などと言っている掲示板やブログがあるが、あれは「取扱説明書を読んでいないんじゃないか?」と思う。取扱説明書の通りにすれば、特別に固い訳では無いし、取付け・取り外し共にフィルタネジ締め付け方向に回すのだから、主レンズからマウントアダプタが外れるはずも無い。
説明書通りに使って、それでも「固い」と言う人は、普段の生活に支障があるほどの筋力しか無いのではなかろうか?

画質については、3つどれも「この値段だし」「コンバージョンレンズだし」という事で、本物の超広角レンズやマクロレンズと争ってはいけない。
画質重視で『作品』をしたいのならば、作品グレードのそれ用のレンズを使うべきだし、カメラ本体もキャノンやニコンの上級フルサイズ機を使おう。
コンバージョンレンズは、完成されたレンズに『味』を加えている訳だから、バランスは崩れる。
しかし、レタッチ作業を1・2工程増やせば、L版用紙に印刷するくらいなら十分だと思う。(私個人は、A4サイズだってアリだと思う。)

商品名について、「ワイド」はまだ良いが、「フィッシュアイ」「マクロ」には疑問がある。
「フィッシュアイ」は、14mmの主レンズに取付けて画角120度なので”超広角”ではあるが、画角180度の”魚眼”では無い。
「マクロ」は、確かに主レンズのスペック以上に近接し大きく撮る事は出来るのだが、”1倍”で撮れる訳ではない。
語呂は悪いが、「〜の一歩手前」という名前の方が、実態には即している。

画質・画角・近接能力などのどれを考えても、
「本物の広角・魚眼マクロレンズを買わなくても、コンバージョンレンズで全てOKだぜ!」
という事にはならないと思う。
このセットに限らないが、コンバージョンレンズというものは、
「”本物”では無いのだけど、いろいろ楽しめるよね。」
というスタンスで使うべきだ。
そう悟った時、私は楽しくなったし、「買って良かった」と思った。