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ボシュ『Quigo2』

ボッシュ(BOSCH)の、
 クロスラインレーザー『Quigo2』
 

QUIGO 2 《クイーゴ》 | クロスラインレーザー | メジャーリングツール | ホーム&ガーデン | 電動工具 | ボッシュ・イン・ジャパン


を買ってみた。

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Quigo2のスペック:

光源:レーザーダイオード
波長:637nm
出力:1mW以下(クラス2)
照射範囲:7m以内(照射対象壁面まで)
精度:水平・垂直±0.8mm/m
自動補正範囲:±4°
電源:単4アルカリ乾電池*2本
質量:250g(電池含む)
連続照射時間:3時間
本体サイズ:65*65*65mm
付属品:マルチマウントクリップ、アダプタプレート

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買って、分かった。 使って、思った。:

マルチマウントクリップ:
価格から考えて、多くを求めてはいけないのかもしれないし、
アタリハズレもあるのだろうが、
固定保持力が「帯に短し、たすきに長し」というところ。
下部(棚や柱を挟む方)は、割としっかりしているのだが、
上部は、微調整するには堅すぎるし、保持するには弱い。
カタログに「デジタルカメラ用にも」なんてあるが、ちょっと使えない。
自分は、カメラ三脚上で使う事が多いだろうし、
カメラ用の”クランプ&自由雲台”を持っているので、早々に封印。

固定ねじ穴の位置:
本体のねじ穴が底面の隅にある。
本体の重さ(250g)は大した事無いので、
「安い自由雲台程度だと、バランスが悪くなって”お辞儀”してしまう」
なんて事は無いのだが、「真ん中で良かったんじゃねぇかなぁ」という気はする。
なお、アダプタプレートでは、真ん中の位置になっている。

警告LED:
カタログによると「電池残量少で点灯、水平補正範囲を超えると点滅」と
区別されるようになっているが、実際は「補正範囲を超えても点灯」。
まだ電池残量少の経験は無いのだが、
「水平にしているのに、いつまでも点灯するなぁ」
となった時が、”電池残量少”なのだろう。

自動水平垂直:
Quigo2は、自動で水平垂直な十字のレーザーを出すだけのものなので、
傾けた斜めのレーザーを出す機能は無い。
例えば、
「もうちょい高い(低い)位置にラインを出したい」
という時に、設置した雲台のクビを上下に傾けても高さは変わらない。
(厳密には、雲台のクビとレーザー発光位置が違うので、数mm差はでる)
高さの変更には、三脚の開脚度や段数を変えたり、エレベータを使用する。
また、
「階段・スロープに対して平行なラインを出したい」
という時、横に斜めに傾けても補正限度まで水平垂直を保持し続ける。
それぞれ補正制限(4°)を超えて傾けると、レーザーは消える。
斜めのレーザーラインが欲しい場合は、
GLL1P(同社製。同価格帯。ちなみにQuigo2と前後して購入)を
使った方が良いだろう。

十字レーザー:
「縦だけ」または「横だけ」にして、電池を節約するような事は出来ない。
モード変更の無いシンプルなオンオフのみ。

水準器なし:
ある程度水平をとれば、ほぼ補正範囲±4°内に入って、自動水平垂直になるし、
補正範囲を超えれば消灯して使えないので、大して問題は無いのだが、
低精度のモノであっても有れば、よりスムーズな設置が出来そうな気はする。

身体でレーザーを遮る:
Quigo2と壁面との間にユーザーが入って作業する事になるので、
当然ながらレーザーを遮る。
Quigo2を、壁面の目的位置の正面から左右に外した位置に設置し、
すこし左右斜めから照射した方が使いやすい。

照射範囲(上下左右):
上下左右それぞれに、角度にして30度強。
つまり、壁から1.7m離れたところにQuigo2を設置すると、
『上下2mちょい・左右2mちょい』の十字が現れる。
7mのところに設置だと、8mちょいの十字線。

照射範囲(距離):
スペック表には『7m以内』となっているが、室内の日陰であれば、
もう少し届くような気がする。(部屋の広さの問題で検証出来ない。)
ただ、精度『0.8mm/m』なので、6m強で5mmの誤差の可能性がある。
例としては、
 ”8畳と6畳をつなげた小宴会場”の長辺側で高さ5mmのズレ
という事になる。
「5mmくらいならばok」という人が大半だと思うが、
5mmを超えてくるとNGな人も増えてくるだろう。
よって、スペック表の『照射距離7m以内』というのは、
レーザーの光量減衰よりも、水平垂直精度の問題だと思われる。

レーザーの太さ:
意外に太い。
数m離れると10mm近くの幅になるので、「レーザーラインを基準」というより
「レーザーラインの上辺(下辺)を基準」という事になるだろう。