ボッシュの家庭用電動ツール(Green BOSCH)の一つである『コードレスドライバー IXO』が第7世代となった。
筆者は、以前よりIXO5を狭所用やサブ機として使っており、家庭用3.6V機にしてはよく動くし、もし能力が足りなければ上位(高電圧・高出力)の電動ドライバを使うので、IXO5にさほど不満は無かった。よって、IXO6はスルーしたのだが、IXO7になりトルクや回転数など能力が上昇したので、食指が動いたのだった。
まずはスペック表から『IXO5→IXO7』という形式で比較してみる。
バッテリー容量:1.5Ah → 2.0Ah
前記のようにIXOの用途を限定していたし、充電中ならば他の電動ドライバを使っていたので、
バッテリー容量にさほど不満は無かったが、長く使えるならそれに越した事は無い。
回転数:215回転/分 → 235回転/分
最大トルク:4.5Nm → 5.5Nm
間を置かず、ビス1本毎に交互に使えば差は分かる。
SPF2x4材の端切れに3.3x35mmのスリムビスを交互に20本程度うってみたところ、節に当たっていた場合などをのぞき、どちらも回転数が落ちながらも最後までうつ事は出来た。
願望やプラシーボを否定は出来ないが、IXO7の方が『最後の一回転』に力があるような気がする。SPF材を相手にする場合には、太さ3.5mmや長さ40mm辺りが境になるかも。
充電時間:3h(変化なし)
充電端子(microB)の変更は無かったので、充電時間は仕方の無い事かもしれない。
時代の流れとしてUSB type-Cなどになって、急速充電に対応していくだろう。
チャック:6.35mm六角シャンク付き磁性ビットホルダー(変化なし)
別売りの様々なオプションヘッドを接続するので、ビット固定ができるチャックには出来ないのだろうが、噛み込んだビットが抜けてしまうのは、多少のストレスはある。磁力を1ランク上げて欲しいところ。
重量:300g → 340g
バッテリー容量の増加分やモーターの大型化と考えるべきか。
一般的な成人男性の筋力があるであろう筆者には、さほど気になる増加では無いと思うが、非力な方は気にするのだろうか?
次にスペック表以外のポイント
ライト:1点照射 → 2点照射
上下(前後)から照射されるので、ビットで陰になる事が無くなった。
ただし、オプションヘッドを取り付けると、LEDが隠されて一切の照明が無くなってしまう。
オプションヘッドの外装部にクリアパーツが使用して、光を通してほしい。
回転音:
双方とも「うるさい」と言う程の音ではないが、比較するとIXO5の方が音が大きい。
IXO5は、ギアの噛み合わせが悪いようなシャリシャリ音を感じる。
IXO7は、噛み合わせよくスムーズに回っているような音のように思う。
IXO5が、古いだけかも。
総括として:
順当な進化だと思うが、目を見張る程でも無い。
マイナーチェンジ。