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あまあま星人のぽたぽた生活

Koolertron『AMAG23 ~ONE HANDED MACRO MECHANICAL KEYPAD~』

Amazonで、
 フルプログラム可能 メカニカルキーボード カスタマイズ可能 ゲーミングキーボード 23キー マクロキー 青色バックライト 片手小型キーボード Windows/Mac対応 ショットカットキー プログラマー向き DIYキーボード
と紹介されている。

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ハードウェアとしては、23個のキーが有り、
それら全てのキーを、
 一般的なフルキーボードの何れかのキー
 メディアキー
 ウェブブラウズキー
 キーアサインレイヤー変更キー
 マクロ起動キー など
4つのレイヤーに割り当てる事ができる。

各レイヤーを通じて、レイヤー変更キーも設定しなければならないと思われるので、
自由に設定できるのは、23*4=92個では無く、約80個というところか。

世には、宣伝文句に大きく「カスタマイズ可能」と書いていながら、
 「(左下のキーは○○設定の為、変更不可)」
なんて、小さく括弧書きされているものがあるが、
このキーボードには、そう言った制限は無い模様。

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キースイッチは、
CherryMX互換のOutemu社製赤軸と同社青軸の2タイプが選べる。
すでに青軸系・茶軸系のキーボードを持っていたので、今回は赤軸の方を選んでみた。
”Outemu赤軸”は、本家赤軸と同じlinear-feeling(スコンと落ちる)。
押下圧は「本家より、いくらか重い」との事だが、感覚としては差は分からない。

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キーキャップ。
刻印・無刻印が添付されている。

刻印キーキャップは、一般的なフルキーボードに1Uサイズで収められているモノ
(英・数・記号・ESC・F1-12・カーソルなど)は添付されているが、
Tab・Shift・Ctrl・Alt・Win・Enterなどの”1Uサイズ以外のキーキャップ”は添付されていない。
もし、そういったキーを割り当てたい場合には、無刻印やファンクションなどのキーキャップで
代用する事になるだろう。

刻印キーキャップの形状は、DCSかOEM辺りと思われ、QWERTY配列にした時の行毎に、
高さ・形状が違うものとなっている。
よって、例えばPgUp・PgDnやIns・Delを左右に並べて配置すると、高さ・形状が違ってきてしまう。
”どこにどのキーでも設定できるフルカスタマイズキーボード”なのだから、
キーキャップ形状は、DSAなどで統一するべきだったのではなかろうか?

無刻印(文字無し・豆腐)キーキャップは、DCSかOEM辺りの2段目(?)の形状のモノが
23個添付されている。(全て同型)
上記のように、刻印キーキャップには『無い種類のキー』『形状(高さ)の不統一』があるので、
無刻印キーキャップにマジックで書き込むか、文字シールを貼るのが、正解かもしれない。

当初、刻印キーキャップを使用し、形状の違いに苦しんでいたのだが、
「考えてみれば、キーアサインは全て自分で決められるのだから、
 オレが覚えていれば、無刻印で問題無いじゃん」
と思い直し、全て無刻印キーキャップにした。
書き込みやシールをせず、そのまま(豆腐)で使っている。

右下の2Uサイズのキーには、スタビライザー(補助脚)が無い。
左右端を押しても引っかかる事は無いようだが、キーキャップが斜めに入るので、気分は良くない。

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外観。
キーボードボディは、無色のガラス(硬質アクリル?)で、上面・下面がマット状になっている。
キースイッチ部に組み込まれたカラーLEDの光が漏れ、実にきれい。

カニカルキーを採用したキーボードなので、高さは”まぁまぁ”ある。
よって、手首を置いて使いたい者としては、パームレストを使うか、手前に傾けて使いたい。
下面(裏面)には、足的な彫り込みやスタンドは無く、平面になっている。
クッション性のある透明樹脂(ゴム足?)が4つ添付されているが、すべて同じ高さのモノなので、
キーボードを傾けて使いたい場合には、何か安定する物に載せるか、
DIYホームセンター等で高さの違うゴム足を探してみても良いだろう。

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キーアサイン。
windowsおよびmacのアプリで設定するが、内容をキーボード自身が記憶するので、
マシンを変えても、そのままのキーアサインが使える。
私は、Androidスマホタブレットの補助キーボードとして使っているので、
Androidアプリやキーボード自身で変更できないのは、少し痛い。

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LED。
今回、派手なキーボードを味わってみたかったので、フルカラーLEDモデルを購入。
LEDは、各キースイッチのつけねに、上向きに取り付けられていた。

付属刻印キーは、文字部が透過素材になっている。
無刻印キーは、透過部が無く、キーキャップのフレームが陰となって見える。
#完全に透過しない方が良かったかも。

キースイッチの付け根に取り付けられているので、主にキーキャップを照らし出すだけなのだが、
キーボードボディが透明素材で光が回り込むので、アンダーグローっぽく見えなくも無い。

LEDの制御アプリは、キーアサインアプリと同一のアプリ。
単色の色(いわゆる1677万色)を決めて、光らせたままにするモードが3つ。
他に、7色の色を決めて循環(途中に黒を設定すれば、点滅)させたり、
7色の波が斜めにスクロールするモード等がいくつかある。

押したキーだけが点いたり、色が変わったりするような機能は無い。
7色がランダムに発光したり、スクロールが縦・横・逆方向になる事も無い。
効果のバリエーションが少なめなので、「フルカラーバックライトを楽しむ」という面では、
少々物足りないかもしれない。
#私は、7色が循環するくらいで満足だが。

もちろん、明るさを変えたり、完全に消してしまうことも出来る。
私は、最大明度が明るすぎたので、少し暗めの設定にし、
ON/OFF機能をキーアサインの一つに入れた。