諸兄には「常識だろうに、なぜ出来なかった?」などと言われるかもしれないが、
当初、角度入力の仕方がわかりませんでした。(DEGモードにおいて)
一般的には、[DMS]または[°′″]というキーを、単位毎に逐次押していく方法ですね。
12度34分56.7秒 は、
12[DMS]34[DMS]56.7[DMS] こう入れます。
[DMS]を押す毎に、1/60または1/3600の値が加算されて、度単位になります。
12.58241667
(表示桁によっては、末尾が166667と続きます。)
(機種によっては、12°34′56.7″や12-34-56.7と表示されるものもあるでしょう。)
この度単位(ddd.dddddd)の数字を、度分秒(ddd.mmsss)の形式にするには、
シフトキーと共に[DMS]を押す事が一般的なようです。
さて、
50gには、[DMS]または[°′″]といったキープリントは見あたりません。
(少なくとも、キーヘッドにプリントされてはいない。)
[CAT]から、それらしいキー(関数)を探しました。
[→HMS]と[HMS→]が、それのようです。
([TIME]でも出てきます。)
12.34567[HMS→]で、12.5824166667となります。
度分秒を、一気に入力してしまうんですね。
逆に、12.5824166667[→HMS]で、12.34567となります。
度単位表示と度分秒表示に、区切り文字などの見た目の違いが無いので、
ちょっとばかり注意が必要ですね。
当り前ですが、50gは度単位か度分秒かの判断をしてくれません。
12.343567[sin]
12.5824166667[sin]
目的の三角関数の数値は後者の式で出てくる訳ですが、
前者でもエラーにならないので、「間違った答え」は出てしまいます。
それにしても、
毎度毎度[CAT]や[TIME]で呼ぶのは、まどろっこしいですね。
私は、角度入力(三角関数)の機会が多いので、
[CUSTOM]メニューに入れてしまいました。