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ミニレーザーレベル GLL1P

ボッシュBOSCHの、
 ミニレーザーレベル『GLL1P』
 

GLL 1P | ミニレーザーレベル | メジャーリングツール | プロフェッショナル | 電動工具 | ボッシュ・イン・ジャパン


を買ってみた。

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GLL1Pのスペック

光源:レーザーダイオード
波長:635nm
出力:1mW以下(クラス2)
照射範囲:ライン5m、ポイント20m
指示精度:±0.5mm/m
電源:単4アルカリ電池*2
質量:100g(電池含む)
連続照射時間:約15時間
本体サイズ:30*154*24mm
付属品:ウォールホルダー

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買って、分かった。 使って、思った。:

気泡管が2軸:
もう一本の軸については
「垂直であろう壁面にウォールホルダーで取り付けるんだから、いらないだろう」
という商品設計の判断かもしれない。
しかし、三脚上で使う場合など、3軸あった方が設置の自由度が増すので
良いのではなかろうか。

ウォールホルダー:
ハズレをひいてしまったのか、若干金属板がねじれていて収まりが悪い。
目安程度だが角度目盛りがある。
ポイントレーザー用金属板が、マグネット1つ分しかなく、すこし不安定。
壁面保持部と本体取り付け部は、360度回るようになっている。
上下左右にシフトするような機構は無いので、位置調整をするには、
ウォールホルダを壁に引っかけるピンを差し込みなおすか、
三脚使用の場合、三脚のエレベータを使うか、三脚全体を位置調整することになる。

手動で水平・垂直:
Quigo2と違い、気泡管を見ながら手動で水平・垂直にしなければならない。
水平・垂直から外れても、レーザーが消灯する事はない。
振動や自身が触れたりして水平・垂直が崩れてしまった場合、
連続した作業(タイル貼り等)ならば気付く事もあるだろうが、
カタログ真ん中の写真のように、壁の左右に離して設置する場合には、
気付きにくいので、時々確認が必要。
作業する壁面にウォールホルダーで取り付けると、振動が伝わったり、
触れる可能性が増えるので、三脚上に取り付けた方が良いかもしれない。

斜めレーザー:
前述のように、水平垂直から外れてもレーザーは消えないので、
カタログのように任意の角度の斜めの方向にレーザーを出せる。
ただ、カタログのように階段やスロープと角度を合わせるのは難しいので、。

ラインレーザー照射角度:
HPの写真のように、スイッチが上面にくる使い方をした時に、
手前側(気泡管がある面)に約2度、奥側(磁石がある面)に約33度の
細い扇型の照射がある。
また、壁面に正対して投影した時には、
左側(前述の手前側)が明るく、右側(前述の奥側)が暗くなる。
彗星を横から見たような形になる。
よって、壁にとりつけた際に、壁と平行ではなく少し壁側に傾けた方が、
照射全てを壁面に当てられるようになる。

エレベータハンドルとギア雲台:
ウォールホルダーに微調整機能はなく、本体に自動水平垂直の機能も無いので、
ハンドルの回転の上下できる三脚と、微動で角度を変えられるギア雲台が
相性が良いように思った。
ただし、エレベータハンドルがある三脚は安いモノ(数千円)からあり、
安くても一定以上の工作精度があれば用が足りるが、
ギア雲台は安物自体が無いので、オプションとして購入するには高額すぎる。
しかしながら、すでにギア雲台を持っている人ならば、
(ギア雲台は普通の3wayや自由雲台よりも汎用性に欠けるので、)
「値段が高い雲台の用途を増やす」という面において良いと思う。

Quigo2:
GLL1PとQuigo2は、使用シーンが似通っているので、
どっちかだけあれば良いかもしれない。
しかし、互いに苦手な部分を補完しあえるので、両方有れば
「使いにくいなぁ。なんとかならんか?」
が減らせる。
ただ、両方買うと1万円からの出費となるので、
ちょっと気の利いた傾斜計(勾配計)が買える。